草津温泉の正しい入浴法

草津温泉の泉質

人気のおみやげ「湯の花」の元でもある硫黄。
これをたくさん含む草津温泉はなんとPH値2.05という強い酸性のお湯です。
1円玉も約1週間で消滅、クギだって9日間でボロボロに。
しかし、この強い殺菌力が温泉療法にもすぐれた効果を発揮! 神経痛、切り傷、疲労回復をはじめ、美肌効果もあります。

入浴時のご注意

一、飲酒後は入らない。

血圧が変わることにより脳貧血や転倒の危険が。飲酒後は最低2時間は休憩してから入浴しましょう。

二、食後も要注意!

胃腸の血液量を減少させ、消化、吸収機能を低下させてしまいます。食後30分~1時間は休憩を。

三、運動直後の入浴は疲労の原因に。

筋肉に蓄積された老廃物を運ぶ血液の巡りが悪くなり、疲れがとれにくくなります。
入浴は運動が終わってから最低30分後に。

四、1日の入浴は3回まで!

せっかくの温泉だからといって1日に何度も入浴するのは体に負担がかかって逆効果。
1日3回までにしましょう。

入浴の手順

その一、かぶり湯をしてから入浴。

源泉によって異なりますが、草津の湯温はちょっと高め。頭や首にお湯をかけ、全身を温めてから、ゆっくりと湯船に入りましょう。

その二、最初は半身浴で体をならしましょう。

まず半身浴で体をならしましょう。こうすることで、泉温や水圧による急激な負担を体にかけません。

その三、やせ我慢は禁物。

最初の入浴時間は5~10分程度に。無理して長湯するのは、かえって体に毒です。

その四、上がり湯は簡単に。

温泉成分を完全に洗い流してはもったいない。上がり湯はサッとすませましょう。
ただし硫黄が衣類につくと繊維が弱るため、湯あがりにはなるべく浴衣を着用しましょう。

その五、湯あがりには十分な水分補給と休憩を。

湯あがりには水分を補給して、30分~1時間は体を休めましょう。
街に点在する水飲み場で草津のミネラルウォーターを飲むのもいいでしょう。

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